子猫が掛かりやすい病気

下痢

子猫はまだ体が出来上がっていないので、よく下痢をします。

元気がなく食欲がない、嘔吐、口内炎などの症状がある場合はウイルスに感染、発症している可能性があるので、早めに動物病院に。

 

症状的に下痢のみの場合は消化不良、食べすぎが原因と考えられます。

 

細菌性の下痢、寄生虫が原因の場合もありますので、中々治らないときはドクターに相談しましょう。

子猫衰弱症候群

子猫衰弱症候群とは生まれてまもなく死亡する子猫の症状の総称。

原因はいろいろですが、難産の影響で低酸素症に陥ったり、または生み落とした際に外傷をあたえたり、または、先天的な異常、なんらかの感染、など。

体力がない子猫は低体温、低血糖でも死んでしまいます。

免疫介在性の溶血性

母猫の初乳に含まれる抗体が、子猫の赤血球を破壊して血液が凝固し、貧血、多臓器

不全の症状が表れ死にいたります。原因は父猫、母猫の血液型が不適合なため。

不適合な時は子猫が初乳を飲む前に母猫と引きはなし初乳の分泌がなくなるまで、人工ほ乳で育ててあげましょう。

感染症

まぶたが目やになどで、くっいた子猫を見かけることがありますが、原因は細菌やウィルスによるものです。抵抗力のない子猫はどんなウィルスに感染しても死にいたる事が多いです。そうならない為には、清潔な環境と完全室内飼いが理想です。

ワクチンの接種は大事です。しかし母猫の母乳やグルーミングを通して感染することもありますので、母猫健康状態をよくしておくことが必要です。

先天的異常

近親交配など遺伝が関与しているが場合と妊娠中に投与された薬剤がお腹の子猫に影響した場合や妊娠中の母猫の病気といったものが、先天的異常の主な原因です。

交配する際血統の確認、妊娠中の母猫の健康に配慮は必要です。

 

脳の奇形:母猫の体内で猫汎白血球減少症ウィルスなどに感染したことが原因で、小

     脳の形成不全がおこります。歩行が乱れたり、ついばむような食事の仕方

     などの行動異常が見られます。

 

鎖肛:生まれつき肛門がなく、便が出ないことがあります。

 

心臓の奇形:心室中隔欠損、弁の形成不全などの異常が表れます。障害の程度によっ

      ては手術が必要です。

 

口蓋裂:口の中の上あごに縦に穴が開いている異常です。

    ミルクをのと、鼻に入ってしまうため、むせたり誤嚥するため手術をしな 

    いと死にいたります。